最近のSEO事情

日本のウェブマスターの間でSEOが一般的に認知されはじめたのが2003年頃からと思いますが、それから8年の間、SEOを取り巻く環境は常に変化し続けています。
つい1年前まではSEOに有効とされた手法は全く効果がなくなったり、それだけでなくペナルティの対象になってしまうなど常に最新の情報を知っておかないと上位表示を達成する事は困難です。
特に近年その変化が大きくなっており、この半年間だけでも以下のような動きがありました。

Googleがパーソナライズド検索を開始

ユーザーの検索履歴や訪問サイトなどを記録し、必要としているサイトを判断・検索順位を変動させる。そのため使用しているパソコンによって順位が違う事がある。(細かく言うとブラウザのクッキーに記録するため、ブラウザに毎に変動)

検索結果ページでのパンくずリスト表示

検索結果のページにサイト内に表示されているパンくずリストが表示されるようになりました。
順位には影響ないと思われますが、以前と比べるとサイトの構造を検索エンジンがより理解している事がわかった事、ユーザビリティやコンバージョンに関係してくる部分かと思います。

サイトの表示速度を検索順位に反映

以前から噂はあったものの、グーグルが公式にこれをアルゴリズムに取り入れた事を発表しました。

canonicalタグの採用

以前からあったパラメータの付いたURLのインデックス問題を解決できる「URL正規化」タグをヤフー・グーグル・マイクロソフトが導入しました。

以上の他にも近年では単にSEOだけでなくソーシャルメディアを利用した戦略も重要視されるようになってきており、幅広い情報の収集と知識が必要とされるようになりつつあります。

第二回特集 YahooとGoogle →